(あらすじ)
1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)は、診療所で働くためにウガンダにやって来る。ある日、彼はアミン新大統領(フォレスト・ウィッテカー)の演説を聞きに行った帰り道で、偶然にも大統領の捻挫の治療をすることになる。大統領から気に入られたニコラスは、アミン一家の主治医になるが……。
(レビュー)
うーんオシイ。うまく撮ってる映画だなぁて感じるけど、残念ながら主人公に感情移入できないのが致命的。奔放なキャラクターは時代背景もあって納得なんだけど、殺されそうになるにはそりゃあんた自業自得だよと誰もが思ったはずだ。相手がアミンじゃなくてもそんなことしたら殺されるぞ(笑)
終盤に漂う残酷なトーンは中々重たくて見所はタップリだったけど、いくらなんでも最後はちょっとやり過ぎだろう。視覚的な伏線を張っておいても良かったんじゃないだろうか。ちょっと見るに耐えなくてホラーかと思ったぞ。
アミンもフォレスト・ウィッテカーがなかなか好演してたけど、ダークサイドに落ちるきっかけが(スターウォーズみたいにw)描ききれていればグレートな映画になったんだけど、うーんなんかオシイて言葉がピッタリの映画なんだよなぁ・・・。アクションもサスペンスチックな要素もあってスリリングで政治的、でも肝心な人間ドラマの部分でちょっと穴があるって言えばいいのかな、そんな映画です。
(キーワード)実話 ウガンダ 食人大統領アミン (後味)
(対象)18歳〜50歳 アフリカ物好き サスペンス好き向け
(ストーリー)★★★★☆ (エンターテイメント)★★★☆☆ (再見度)★★★★☆
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