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勝手気ままに映画レビューのタイトル

「頭文字[イニシャル]D THE MOVIE」

(2005年 香港/中国 109分)
頭文字[イニシャル]D THE MOVIE
35点
(嫁の評価77点)
(原 題)「INITIAL D」
(監 督)アンドリュー・ラウ 、アラン・マック
(出 演)ジェイ・チョウ 、鈴木杏 、エディソン・チャン 、ショーン・ユー 、アンソニー・ウォン 、チャップマン・トー 、ケニー・ビー 、ジョーダン・チャン 、リュウ・ケンホン
(制作費)約13億円(1200万ドル)
(興行収入)億円
(キーワード)峠 走り屋 ドリフト 86トレノ
(後 味)ストーリーや演出は多少痛々しいものの、レースシーンは注目!
(対 象)10歳〜30歳 原作のファン 車好き向け
(ストーリー)★☆☆☆☆ (エンターテイメント)★★★★☆ (再見度)★☆☆☆☆

(あらすじ)

  家業の豆腐屋の配達でハチロク(AE86)を運転するうちに、知らぬ間に常人離れしたドライビング・テクニックを身につけた高校生・藤原拓海。ある晩、配達の帰りに秋名山の峠道を流していた拓海は、「赤城レッドサンズ」の高橋涼介や「妙義山ナイトキッズ」の中里毅ら、峠のスペシャリストたちと出会い、自分が持つ走りの才能に目覚めていく。かつて“秋名最速の男”と言われた父・文太、拓海に好意を寄せる幼なじみの茂木なつきら、周囲の人々の期待を背負って、拓海と走り屋たちとの熾烈なドリフト・バトルが幕を開ける!

(レビュー)

 現在もヤングマガジンで連載中の同名人気漫画の初の実写化作品。アジア各国でも初登場1位などを記録したらしく、ヨーロッパに限らず世界中で日本のマンガが世界を席巻していることを感じさせてくれる。萌え系マンガも海外で人気だと知りビックリしたが、まさかこういった走り屋マンガも海外のファンに受けるとは、改めて日本のアニメやマンガの質の高さや層の厚さを認識させられる。ちなみにオイラは麻生太郎とまではいかないまでも、マンガのチェックはおこたりなく毎週ヤングマガジンは(立ち読みながら)チェック済みである。

 さてこの作品、峠でのレースシーンもなかなか迫力があり見物であるが、何と言ってもすごいところは、全編ほとんどを外国人(探すとわかるがポツリポツリと日本人が登場している)が日本人になりきって日本でロケをしているところである。オイラは当然字幕派なので吹き替えなしの字幕で見たが、この作品に限っては吹き替えで見ることをオススメする。やっぱりジョークの内容や立ち振る舞いはアジアンテイストがタップリなので、やっぱりそこにあくの強い中国語(広東語?)で会話されるとちょっと引いてしまう。そういった先入観や違和感でこの作品の評価を下げないためにも吹き替え版のほうが確実だ。そして驚きはキャスティング。「インファナル・アフェアU(正式には無間序曲)」の主役のエディソン・チャンやショーン・ユーが登場したかと思えばなんと父親の藤原文太役にはどこかで見た顔が・・・。まさかのアンソニー・ウォン降臨である。おいおい「インファナル・アフェア」そのまんまやんけと思ってたら監督もアンドリュー・ラウ&アラン・マック 。ハイそのまんまでした・・・。オイラが「インファナル・アフェア」の大ファンであるために妙なところでビックリこきまろであるが、同作品のファンやそうでない人もそれについては忘れていただきたい。この作品とは毛色も内容も別物である。もしこの「頭文字D」が駄作だと感じて「インファナル・アフェア」を鑑賞したことがないならば名誉挽回のためにもそっちを先に鑑賞してもらいたい

 駄作という2文字が出たが、実は映画としてはコレはハッキリ駄作だと思う。とにかくストーリー展開やキャラクターについてなど説明不足のオンパレードだろう。高橋涼介やレッドサンズなどのチーム他、あらやるところに説明はないしヒントになるシーンも極わずかである。はたして原作を知らない人が何の先入観もなしに見たときに、理解できるかは明らかだろう。言っちゃ悪いがVシネマも真っ青なご都合主義でいて意味不明のストーリー展開である。現在30巻を超える原作をすべてではないにしても詰め込めば、こうなることはやる前からわかっていたような気がするが、はたしてアジアでも国民的なマンガなので説明はそんなにいらないと考えたのだろうか。そうだとすれば驚きであるが、人物描写という点においてこの作品に緻密さはまったく感じられない。原作を読んで分かってるからこそ理解できるシーンばかりであり、主人公の藤原拓海についても、下手をすると肩肘ついて運転するだけの生意気な運転のうまい若者にしか見えない。鈴木杏に至っては男好きの女子高生だろうか。原作を全く知らない人の意見も聞いてみたいところである。しかし映画としては0点に近い内容ながら、原作ファンとしてはオイラはこの実写化と内容には合格点を与えたい。レースシーンはスタントマンを使って迫力タップリに撮影されており峠の雰囲気は十分堪能できる内容なのではないだろうか。実際の峠は失速気味のドリフトやタコ踊り(フラフラしている)の車のオンパレードである。(もちろん映画以上のテクニックや衝撃にもお目にかかれるが)原作のスピード感の再現としては満点だろう。とにかく86やFC、GT−R、ランエボすべてがカッコいい。この作品を見て峠やスポーツカー、チューニングに興味をもったティーンエージャーも少なくないだろう。削られた人気キャラクターもいくつかいるものの、尺を考えればあのあたりがちょうど良いだろう。とにかくこの作品、原作ファンと車好きにはエキサイティングな内容であることには間違いなく、ランエボをデコトラから降ろしたり意味不明なところはあるものの、そこはご愛嬌、ハリウッドで描かれる日本人よりはよく勉強してると温かい目をもって見守ってもらいたい。

ところで監督や製作の人間は日本について勉強するのにVシネマでも見漁ったのだろうか、所々なんか変だがそこがまた笑えて微笑ましい。点数は低いが嫌いな映画ではない。オイラの嫁はクソ映画かと言うかと思ったら意外と絶賛しててビックリだった。やっぱり原作知ってると評価も変わるのだろうか。 (2007年9月22日)
(嫁2行レビュー)
思ったよりおもしろかったo(*^▽^*)o 原作にすごく忠実でクスクス笑えました
ただ原作読んでない人が見ておもしろいかは微妙です


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