「アイデンティティー」
(2003年 アメリカ 90分)(あらすじ)
激しい豪雨が降り続く夜、人里離れた一軒のモーテル。 管理人ラリーがくつろいでいるところへ、ひとりの男が飛び込んでくる。 彼、ジョージは息子ティミーを伴い、交通事故で大ケガをした妻アリスを運び込む。 救助を要請しようとするが電話は不通だった。アリスをはねたのは女優キャロラインの運転手で元警官のエド。 彼は病院へ向け車を走らせるが、途中で立ち往生し、やむなくモーテルへ引き返すことに…。
(レビュー)
この作品はあらかじめ先入観を抱かず見ることをオススメする。序盤はサスペンスからはじまり、徐々にホラー的な要素が強まっていき、おどろきのラストにいきつく。 これをどんでん返しと言っていいのか悪いのか、評価はこの辺で分かれるかもしれない。 ただ、序盤のサスペンス部分はわりとよく出来てた割りに、ラストを知ってしまうとすべてをひっくり返されたようでいて何か後味の悪さが残る。
主演のジョン・キューザック、「ニューオリンズ・トライアル」のときと同様、どこかケビン・スペーシーに雰囲気が似てるのが幸いしてか、見てて何かあるんじゃないかと感じさせ逆にマイナス。醸し出す雰囲気が近いのか、演技がうまいのか一応気になる俳優の一人である。次に部屋の鍵などを小道具に、意味深なストーリー展開だったものの、オチそのものにインパクトを感じなかったのが残念。最後のあのオチは見てて十分予想の範囲内だけに、もう一ひねりほしかったしできる設定だったはずで、中盤にホラー的要素を強めすぎたのがどうだったのだろうか。見ている時のドキドキ感の割りに見終わった後の印象が薄いのは、やっぱり落としどころに問題があるかもしれない。ただ小さくまとまっているもののバランスは悪くない作品だと思う。序盤期待しすぎるとガッカリするので、やっぱり何も知らずにこの作品は見るといいかもしれない。
(嫁2行レビュー)
最初からグイグイ引きこまれておもしろいo(*^▽^*)o~♪終盤は私的にはちょっとNG
とにかく予備知識も先入観もなく見ることをオススメします!
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